技術情報

2024年8月21日(水) 08:00

技術情報

メール配信率向上の取り組みについて

こんにちは、予約箱@運営です。

予約箱・予約システムに限らず、Webサービスの利用時に

お客様「控えメールが届かない」
管理者「お客様からのメールが届かない」

というケースがよくあると思います。

そんな時は、迷惑メールフォルダに振り分けられていることが多いのではないでしょうか。

予約箱では、主に以下の2種類のメールが配信されます。

1. お客様宛の予約控えメール
予約完了時に自動送信され、予約内容の確認や変更に使用されます。

2. 管理者宛の予約通知メール
新規予約があった際に送信され、迅速な対応を可能にします。

この他、パスワードを忘れた際の再発行用メールなどでも配信機能を使用しています。

旧予約箱では、これらのメールが「迷惑メールフォルダに振り分けられることが多かった」という意見をよくいただいたのですが、今回のリニューアルに際し、さまざまな改善を行いました。


改善策1 SPF、DKIM、DMARCの導入


認証方式概要詳細
SPF送信元の身元確認メールの送信者が本当にその会社や組織なのかを確認する仕組みです。「この人は、うちの社員かな?」と会社の受付で確認する役割です。
DKIMメールの内容保証メールに電子サインを付けて、途中で誰かが勝手に内容を変えていないかを確認する方法です。封筒に封をするような役割です。
DMARC総合的なメール認証SPFとDKIMを組み合わせて、さらに厳しくチェックする仕組みです。メールが本物かどうかをダブルチェックして、怪しいメールかどうかを判別します。


これらの対策により、予約箱から送信されるメールがスパムメールとして引っかかる確率を大幅に低減しました。
近年、個人のメールアドレスでよく使われるGmailでは、これらがまったく導入されていないメールを迷惑メールとして扱う傾向にある様です。


改善策2 デフォルト送信元の変更


新しい予約箱のレンタル版では、メールの送信元をデフォルトでyoyakubako.jpに設定しました。
これにより、

1. ドメインの信頼性が向上
2. スパム判定のリスクが低下
3. ブランドの一貫性が保たれる

という利点があります。もちろん、従来通りカスタムドメインを送信元として割り当てることも可能です。設定したい場合は、管理画面のメール設定より「送信者のE-mailアドレス」を変更してください。


今後の展望 継続的な改善


メール配信の安定性は、予約システムの生命線です。
私たちは今後も以下の取り組みを続けていきます。

- 最新のセキュリティ動向の監視
- サーバー環境の定期的な見直し
- ユーザーフィードバックに基づく改善

予約システムにおけるメール配信は、単なる通知以上の重要な役割を果たしています。
私たち予約箱は、常にユーザーの皆様に安心してご利用いただけるよう、技術と信頼性の向上に努めています。

システムに関するご質問や改善のご提案がありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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